通常Photoshopで画像(jpg、png等)を配置するとスマートオブジェクトとして配置されます。
(CC 2014〜は、環境設定/一般/オプションの[配置時にスマートオブジェクトを常に作成]のチェックを外すことによって通常のレイヤーとして配置することも可能)
スマートオブジェクトとして配置されるのは効率的でいいのですが通常のスマートオブジェクトと違って少しクセものなんです。
「埋め込みを配置」で作成されたスマートオブジェクトはレイヤー情報を含むことができません。調整レイヤーなどを追加して保存しようとすると下記のようなエラーメッセージがでます。
この場合[レイヤーメニュー]/[画像を統合]をするかPhotoshop形式で別名保存して、さらにそれを配置しなおす必要があります。
対処方としては画像を配置後に[レイヤーメニュー]/[スマートオブジェクト]/[スマートオブジェクトに変換]をします。要はスマートオブジェクトの重ねがけをします。
しかし上記の方法だと手順が増えるのとスマートオブジェクトに変換し忘れるなど作業フローとしてはスマートではありません。
そこで利用してもらいたいのが今回紹介する「埋め込み画像を配置スクリプト」です。
スクリプトの利用手順について
埋め込み画像を配置スクリプトをダウンロード
(1) 環境設定/一般/オプションの[画像をサイズ変更して配置]のチェックをはずし、[配置時に変形をスキップ]のチェックをつけてください。それぞれの理由は下記です。
[画像をサイズ変更して配置]のチェックをはずす
画像サイズ100%で配置をデフォルトとするため。
[配置時に変形をスキップ]のチェックをつける
画像サイズ100%で配置をデフォルトとするため変形の手順を省くため。
(2) ダウンロードしたzipファイルを解凍して「Dearps_埋め込み画像を配置.jsx」をPhotoshopのスクリプトフォルダに移動します。
Windows: C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop□\プリセット\スクリプト
MacOS X:/アプリケーション/Adobe Photoshop□/Presets/Scripts
(3)Photoshopを再起動してファイルを開いた状態で[ファイル] / [スクリプト]から「Dearps_埋め込み画像を配置」を選択。
(4) するとダイアログが表示されるので配置する画像を選択して「配置」をクリックすれば通常のスマートオブジェクトとして画像が配置されます。
私はこのスクリプトにショートカット(command+shift+Pキー)を設定して画像を配置する際は常にこのスクリプトを使用してメニューの「埋め込みを配置」を使用しないようにしています。